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このコンテストは、手話の習得やサークル活動に取り組む全国の高校生の活動を奨励し、手話の普及とボランティア活動、福祉教育の推進をはかるための催しで。1984年に第1回が開かれて以来、青少年の手話への関心が全国的に広がるのに伴って、内容を充実しながら、聴覚障害者福祉の向上に大きな役割を果たしてきている。
第32回は2015年8月29日(土)12時30分〜16時;東京都千代田区有楽町の有楽町朝日ホール(有楽町マリオン11F)。
出場者対象者=手話と音声を同時に使ったスピーチができる高校生(ただし、本選出場経験のある方は除く)。
テーマ=次のいずれかを選択。
1.「手話が広げる世界」
2.「これから挑戦したいこと」
審査
@第1次=弁論原稿で第2次審査(映像審査)の対象者30人を選考。
A第2次=課題文を手話と音声を同時に使って表現し、録画した映像を所定の期日までに係へ。コンテスト出場者10人を決定。
Bコンテスト=各自が提出した弁論原稿をもとに手話と音声による4分以上6分以内のスピーチ、および手話と音声による審査員との質疑応答。
審査員および賞
1.全日本ろうあ連盟、日本手話通訳士協会ほか、主催・後援団体から数名。
2.1位から3位までの入賞者に、賞状と賞品。他に若干名の奨励賞。
3.その他=出場者全員に録画DVDを贈呈。
なお、出場者には旅費を支給宿泊が必要な方には主催者が宿舎を手配する。
コンテストのほか、特別プログラムがある。
申し込み
2015年6月8日(月)必着
(1) 弁論原稿(1200字以上1600字以内、縦書き400字詰原稿用紙4枚以内)
(2) 所定の申込書@、申込書A(下記よりダウンロードできます)
ダウンロードできない場合は朝日新聞厚生文化事業団に請求してください。
(3) 学校長の推薦書
※(1)〜(3)をまとめて下記係へ郵送。
お問い合わせ・申し込み先
〒104−8011 東京都中央区築地5−3−2
朝日新聞厚生文化事業団「手話スピーチコンテスト」係
TEL.03−5540−7446 FAX.03−5565−1643
E−mail:speech@asahi−welfare.or.jp
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要項
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申込書@
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申込書A
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推薦書(見本)
主催:全日本ろうあ連盟、朝日新聞厚生文化事業団、朝日新聞社
後援:厚生労働省、文部科学省、テレビ朝日福祉文化事業団、日本手話通訳士協会、全国聾学校長会
協力:東京都聴覚障害者連盟
協賛:NEC
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なお、2014年8月30日の「第31回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」では、秋篠宮家の長女眞子さま(当時22。2014年9月からイギリス・レスター大学大学院博物館学研究科に留学中)が出席し、手話を交えてあいさつした。眞子さまが手話であいさつをするのは初めて。
眞子さまの手話は約4分半のあいさつの冒頭と後半の計約2分間。「私は現在手話を学び始めたところです」と切り出し、出場者に「みなさまにお会いできましたことを大変うれしく思います」「自分の思いや考えを豊かな手話で表現していただきたいと思います」と呼びかけ、会場から大きな拍手がわいた。
コンテストには、母の紀子さまが1991年から出席し、手話であいさつしてきた。
コンテストでは、高知県立安芸高3年の坂本龍成さんが1位に選ばれた。坂本さんは聴覚障害者のキャンプに参加した際、周りの人たちの手話が分からず、「今の君は逆に、聞こえるという障害者です」と言われたことを紹介。障害者が疎外感や孤独を感じない社会になって欲しいと話した。
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「全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」で手話を使ってあいさつする眞子さま |