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松山手話サークル椿の会は44年目に入りました。

 

松山手話サークル椿の会は、ろう者の言葉(言語)の「手話」を学習しながら日常活動を通してろう者と聴者の交流を図り、親睦を深めることにより、ろう者問題を理解し、また共に手を携えて、より良い社会を築く事を目的に様々な活動を行っている団体です。

 

その日常活動は、「ろう者に対するボランテイア活動」「例会・学習会の開催」「ろう者団体との交流」「他の手話サークル等ボランティアグループとの交流」「会員相互の情報共有と交流」等々であります。

 

ところで手話とは、文字どおり「手で表すことば、目で見ることば」です。聴者が、小さいときから親や家族や周りの人から様々なことばを「耳」で覚えて育ったのと同じように、ろう者も小さいときから「目」で様々なことばを覚えて育ちます。そういう意味で手話は、ろう者にとっての母語(人間が幼少期から自然に習得する言語)となるのです。

 

日本において手話の存在が広く知られるようになったのは、1995年に放映されたドラマ『星の金貨』がきっかけでした。これ以降、『愛していると言ってくれ』『君の手がささやいている』『オレンジデイズ』などの手話ドラマが増え、手話に対する理解が一定程度深まりました。その時期には、椿の会の会員も飛躍的に増えました。

 

2010年には、国連障害者権利条約(2006年採択)に、手話が言語である旨が明記され、国内では2011年に障害者基本法が改正され、「言語(手話を含む)」と規定、2016年4月1日には障害者に対する環境整備や合理的配慮について定めた障害者差別解消法が施行されました。

 

これに合わせて、差別解消法をより実効性あるものにするとともに、障がいに対する県民の理解と関心を深め、誰もが安心して心豊かに暮らすことのできる「共生社会」を実現するため、媛県障がいを理由とする差別の解消の推進に関する条例が2016年4月1日に施行され、障害者虐待の通報・相談などに対応する県障がい者権利擁護センターが松山市本町7丁目の県福祉総合支援センター内に移転し、機能も拡充されました。

 

さらに2016年4月1日からは、タクシーやバスなど客を乗せた運転が認められる第2種免許の試験で、聴力検査に補聴器の使用が認められました。

 

ニュージーランドでは手話が公用語として認められているほか、フィンランドでは手話を使用する権利を憲法で保障するなど、手話を一つの言語として認める動きが世界的に広がりつつあり、現在、韓国を含めて9カ国で手話言語法が制定されています。

 

日本でも、鳥取県で2013年10月に手話言語条例が制定されたほか、神奈川県群馬県長野県埼玉県沖縄県など22道府県のほか、136市、1区、19町の計178の自治体(2018年3月28日現在)で同様の条例が採択されました。

 

また、手話を言語として認め、使用しやすい環境整備を目指す「日本手話言語法」の制定を求める意見書が、2015年3月末までに全ての都道府県議会で、2016年3月3日までに1741の全市町村議会で可決されました。すべての自治体で意見書が採択されたのは、初めてのことで、手話言語法制定に向けて弾みがついています。

 

立教大学関西学院大学などの大学では、2言語に日本語手話が選択できるようになりました。

 

このように手話は、日常生活において理解が進みつつありますが、まだまだいろんな問題を抱えており、解決されなければならない課題が山積しています。

 

さて、昨年10月には、「愛顔(えがお)つなぐえひめ国体(第17回全国障害者スポーツ大会)」が開催され、椿の会の会員は、聴覚障害のある方への情報保障や案内等を行う「情報支援ボランティア」に協力しました。

 

また、毎年恒例の松山市聴覚障害者協会との合同クリスマス会には、愛媛大学や聖カタリナ高・大の手話サークルの若者の参加を得て、盛大に開催しました。

 

2014年11月に40周年を迎えました椿の会は、より良い社会を築くために、45周年に向けてこれからも前を向いて笑顔で進んでいく所存です。

 

2018年4月

 

松山手話サークル椿の会 会長 黒田 次宏

 

 

 

 

 

 

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