手話マーク・筆談マーク 全日本ろうあ連盟は、2020年に東京オリンピック・パラリンピックを迎えるにあたり、聴覚障害者へのコミュニケーション保障のために手話・筆談での対応が当たり前になるような環境を整えていくことの必要性から、誰にでも一目でコミュニケーション手段のわかる「手話マーク」・「筆談マーク」を策定した。 検討にあたっては筑波技術大学デザイン学科の教員からの助言をもとに、全日本ろうあ連盟加盟団体及び聴覚障害関係団体へアンケートを行い意見を収集した。 なお、「手話マーク」「筆談マーク」は消費生活協同組合連合会・社会福祉活動助成事業で検討、策定した。 全日本ろうあ連盟は、「手話マーク」「筆談マーク」普及していくことで、聴覚障害者に対するコミュニケーション手段の配慮について、理解を広めていくとしている。 @ 手話マーク ・国外への普及も考え、5本指で「手話」を表す形を採用し、輪っかで手の動きを表現。 ・【意味】「手話で対応します」「手話でコミュニケーションできる人がいます」
A 筆談マーク ・相互に紙に書くことによるコミュニケーションを表現。 ・【意味】「筆談で対応します」
※マークが社会で認知されるまでは、表示の際にマークに意味の説明(例:「手話で対応します」「手話通訳者がいます」/「筆談で対応します」「要約筆記者がいます」)を併記することを推奨。 【マークの色について】 ・遠方などからも識別しやすい青色をメインに採用しました。 ・手の動きの色を手の色とはっきり区別するためにオレンジにしました。 【用途】 @ 役所、公共施設の窓口などでの提示。 A イベント等の会場で手話ができる案内係がネームプレートで携帯。 B 聴覚障害者自身がコミュニケーションの配慮を求めるときに提示。 |